China new energy vehicle industry:中国NEVの第39週注文は減少した一方、浸透率は上昇し、新モデルが一部ブランドの成長を支えた。
第39週の主要NEV OEM合計注文は前週比7%減、前年同期比58%減だった。BYD、Geely、Nioは新モデル投入を背景に相対的に堅調で、9月月初来のNEV小売・卸売浸透率は約68%・74%へ上昇した。
要約
第39週の主要NEV OEM合計注文は前週比7%減、前年同期比58%減だった。BYD、Geely、Nioは新モデル投入を背景に相対的に堅調で、9月月初来のNEV小売・卸売浸透率は約68%・74%へ上昇した。
- 主要NEV OEM合計注文は前週比7%減、前年同期比58%減。
- BYD、Geely、Nioの注文はそれぞれ前週比25%、8%、2%増。
- 9月1日から20日のNEV小売・卸売浸透率は67.9%・73.9%となり、8月水準を上回った。
- 電池グレード炭酸リチウムは前週比7.7%下落し、RMB125.0k/tonとなった。
レポート解説
概要
Goldman Sachsの第39週中国NEVチャートブックは、ブランド別週次注文、業界の販売台数と浸透率、ディーラー値引き、電池材料価格を追跡している。総注文は弱含んだが、NEV浸透率は上昇を続け、新モデルが一部ブランドの強さを支えた。
主要見解
レポートの中心的な見解は、2026年第39週(9月21日から27日)に主要NEV OEMの合計注文が引き続き弱く、前週比7%減、前年同期比58%減となったことである。この総体的な減少とは対照的に、BYD、Geely、Nioの注文はそれぞれ前週比25%、8%、2%増となった。Goldman Sachsは、この相対的な強さを主に新モデル投入によるものとし、BYDのDenza Z9Sを例に挙げている。年初来注文では、Nio、XPeng、HIMAは相対的に底堅く、前年比はそれぞれ+8%、-3%、-6%とされた。 一方、業界の納車データはNEV普及の上昇を示した。CPCAによる9月1日から20日のデータでは、乗用車小売台数は878k unitsで前年比22%減、前月比8%増、卸売台数は1,001k unitsで前年比19%減、前月比21%増だった。NEV小売台数は596k unitsで前年比9%減、前月比14%増、NEV卸売台数は740k unitsで前年比8%増、前月比25%増だった。その結果、NEV小売・卸売浸透率はそれぞれ67.9%・73.9%となり、8月の65.3%・63.4%を上回った。 価格指標では、NEVの平均ディーラー値引きは前週比で変化がなく、ICEの値引きはわずかに拡大した。9月26日時点のNEV平均ディーラー値引きはMSRP比7.85%で、9月19日から不変、前年の7.96%を下回った。BYDの平均値引きは4.06%で前週比横ばい、前年の5.76%を下回った。ICEのディーラー値引きは20.27%で、前週の20.21%を上回り、前年の21.66%を下回った。 上流の電池材料環境は軟化した。電池グレード炭酸リチウムは前週比7.7%下落してRMB125.0k/tonとなり、角形LFPおよびNCMセル価格は前週比で安定した。レポートは、今後のOEM販売台数発表、CPCAデータ、複数のモデル投入を、その後の追跡における短期的な材料として挙げている。
分析フレームワーク
このチャートブックは、週次ブランド注文データ、CPCAの小売・卸売販売台数データ、ディーラー値引き追跡、電池材料価格データを集計している。前週比、前年比、前月比の変化を比較し、NEVバリューチェーンにおける需要モメンタム、NEV普及、競争的価格設定、上流コスト環境を評価している。
手法メモ
週次の販売台数、注文、浸透率、ディーラー値引き、電池価格の追跡
レポートは、注文と納車台数の変化を小売値引きおよび上流材料価格と合わせて読み解き、NEVバリューチェーンにおける需要と価格設定のシグナルを区分している。
資産マッピングと比較
投資テーゼから固有資産への構造化マッピング(強み、弱み、同業、リスク)。
- BYD週次注文は前週比25%増で、Denza Z9Sを含む新モデル投入に支えられた。
- 強み
- 強調されたブランドの中で最も強い週次注文成長を記録した。
- 比較
- 主要NEV OEMの総注文トレンドを上回った。
- Geely週次注文は前週比8%増。
- 強み
- 週次注文成長が最も強かった3ブランドの一つ。
- 比較
- 主要NEV OEMの総注文トレンドを上回った。
- Nio週次注文は前週比2%増、年初来注文は前年比8%増。
- 強み
- 年初来注文について相対的に底堅いとされた。
- 比較
- 総週次注文の減少を上回り、記載された年初来比較ではXPengとHIMAより強靭だった。
主要データ
- 主要NEV OEM合計注文-7% wow / -58% yoy2026年第39週
- BYD / Geely / Nioの週次注文成長率+25% / +8% / +2% wow主に新モデル投入によるもの
- NEV小売 / 卸売販売台数596k / 740k units9月1日から20日。小売は前年比-9% / 前月比+14%、卸売は前年比+8% / 前月比+25%
- NEV小売 / 卸売浸透率67.9% / 73.9%9月1日から20日、8月の65.3% / 63.4%との比較
- MSRP比NEV平均ディーラー値引き7.85%9月26日時点。前週比横ばい
- 電池グレード炭酸リチウムRMB125.0k/ton前週比-7.7%
影響と示唆
レポートは、短期的な総注文モメンタムは依然として弱い一方、NEV浸透率は上昇を続け、新モデル投入が一部ブランドを支えたことを示している。NEV値引きの安定と炭酸リチウム価格の下落は、競争およびコスト環境を理解するための追加的な背景となる。
注目点
- 10月1日:NEV OEMの月次販売台数発表。
- 10月10日から11日:CPCAによる業界およびモデル別の卸売・小売データ発表。
- 10月:BYDのGreat Han発売およびXPengのMona L05発表。
- 10月末:Li Autoのi6フェイスリフト発売。
- 11月1日:NEV OEMの月次販売台数発表。