China new energy vehicle market:中国NEVの週次注文は前週比22%減少した一方、9月の小売・卸売浸透率は約70%・75%へ上昇。
Goldman Sachsは、Week 38の注文減少は前週のXiaomi新モデル発売による押し上げ後に生じたと報告した一方、Li Auto、XPeng、Leapmotorは新モデル発売を主因に力強い週次成長を示した。NEV浸透率は8月比で上昇し、販売店値引きが拡大する中、電池級炭酸リチウムは前週比5.6%下落した。
要約
Goldman Sachsは、Week 38の注文減少は前週のXiaomi新モデル発売による押し上げ後に生じたと報告した一方、Li Auto、XPeng、Leapmotorは新モデル発売を主因に力強い週次成長を示した。NEV浸透率は8月比で上昇し、販売店値引きが拡大する中、電池級炭酸リチウムは前週比5.6%下落した。
- 主要NEV OEMの合計注文は前週比22%減、前年比46%減で、前年のNio ES8発売効果を除くと前年比25%減。
- Li Auto、XPeng、Leapmotorの週次注文は新モデル発売に支えられ、それぞれ123%、50%、15%増加。
- 9月1-13日のNEV小売・卸売浸透率は70.3%・74.7%で、8月の65.3%・63.4%から上昇。
- 9月19日時点で、MSRP比のNEV販売店平均値引きは7.85%へ拡大し、ICEの値引きは20.21%へ拡大。
- 電池級炭酸リチウムはRmb135.5k/tonへ低下し、LFPおよびNCM角形セル価格は前週比横ばい。
レポート解説
概要
この週次チャートブックは、OEM注文動向、小売・卸売販売台数、NEV・ICEの販売店値引き、上流の電池価格を通じて、中国NEV市場を追跡する。Goldman Sachsは、NEV浸透率の上昇とともに、新モデル発売要因後の週次注文の反落と企業別注文モメンタムのばらつきを強調している。
主要見解
Goldman Sachsによると、2026 Week 38の主要NEV OEMの合計週次注文は、前週のXiaomi新モデル発売による初期需要の押し上げ後、前週比22%減少した。注文は前年比46%減だったが、2025年Week 38のNio ES8発売の影響を除くと、レポートでは前年比25%減と算出している。Li Auto、XPeng、Leapmotorが最も強い週次成長を示し、注文はそれぞれ前週比123%、50%、15%増加した。これは主にLi Autoのi9 EVやXPengのG9L EV/EREVを含む新モデル発売によるものとされる。年初来では、HIMA、Nio、XPengがそれぞれ前年比+10%、+9%、-3%と、比較的底堅い注文動向を示した。 CPCAデータでは、9月1-13日の乗用車小売販売台数は515k unitsで、前年比23%減、前月比4%増だった。乗用車卸売販売台数は550k unitsで、前年比22%減、前月比22%増だった。このうちNEV小売販売台数は362k unitsで、前年比10%減、前月比16%増、NEV卸売販売台数は411k unitsで、前年比1%増、前月比26%増だった。その結果、NEV小売・卸売浸透率はそれぞれ70.3%・74.7%に上昇し、8月の65.3%・63.4%を上回った。 レポートは小売価格環境も追跡している。9月19日時点のMSRP比NEV販売店平均値引きは7.85%で、1週間前の7.80%、2025年9月29日の7.96%と比較される。BYDの平均値引きは前週比横ばいの4.06%で、1年前は5.76%だった。ICE販売店値引きも前週比で拡大し、9月12日の19.98%、1年前の21.66%に対して20.21%となった。ブランド別値引きはベストセラーモデルを基準としている。 上流では、電池級炭酸リチウムはRmb135.5k/tonへ低下し、前週比5.6%下落した。一方、角形LFPセルおよびNCMセル価格は前週比横ばいだった。したがってレポートは、発売要因による比較の後に総週次注文が軟化する一方、NEV市場浸透率が上昇し、小売値引きが拡大、炭酸リチウム価格が下落するという短期的な市場像を示している。
分析フレームワーク
レポートは、週次OEM注文指標、CPCAの乗用車小売・卸売データ、MSRP比の販売店値引き指標、上流の電池材料・セル価格データを集計している。現在の数値を前週比、前年比、前月比の基準と比較し、顕著なブランド別注文変化を特定の新モデル発売に帰属させている。
手法メモ
車両注文・販売台数を、販売店値引きおよび上流の電池価格と併せて週次で追跡する。
レポートは、需要・販売台数指標を小売価格および投入コスト指標から分け、中国NEV市場の現状を説明している。
資産マッピングと比較
投資テーゼから固有資産への構造化マッピング(強み、弱み、同業、リスク)。
- Li Auto週次注文はi9 EV発売に主に支えられ、前週比123%増加。
- 強み
- 強調されたブランドの中で最も強い週次注文成長。
- 比較
- XPengの+50%、Leapmotorの+15%を上回った。
- XPeng週次注文はG9L EV/EREV発売に主に支えられ、前週比50%増加。
- 強み
- 力強い週次注文成長を示し、年初来注文は前年比-3%で比較的底堅い。
- 比較
- 週次成長はLi Autoを下回る一方、Leapmotorを上回った。
- Leapmotor週次注文は前週比15%増加。
- 強み
- プラスの週次注文成長を記録。
- 比較
- 週次成長はLi AutoおよびXPengを下回った。
- HIMA主要NEV OEMとして追跡されている。
- 強み
- 年初来注文は前年比10%増で、比較的底堅い成長と説明されている。
- 比較
- Nioの+9%、XPengの-3%とともに前年比で報告されている。
- Nio主要NEV OEMとして追跡され、前年の比較要因でもある。
- 強み
- 年初来注文は前年比9%増で、比較的底堅い成長と説明されている。
- 弱み
- 2025年Week 38のES8発売が合計注文の前年比比較に影響した。
- 比較
- HIMAの+10%、XPengの-3%とともに前年比で報告されている。
主要データ
- 主要NEV OEMの週次注文-22% wow; -46% yoy2025年Week 38のNio ES8発売による比較効果を除くと、前年比変化は-25%。
- Li Auto / XPeng / Leapmotorの週次注文+123% / +50% / +15% wowGoldman Sachsは増加の主因を新モデル発売としている。
- NEV小売 / 卸売浸透率70.3% / 74.7%9月1-13日で、8月は65.3% / 63.4%。
- NEV小売 / 卸売販売台数362k / 411k units小売は-10% yoy/+16% mom、卸売は+1% yoy/+26% mom。
- MSRP比の販売店平均値引きNEV 7.85%; ICE 20.21%9月19日時点で、NEV・ICEともに前週比で値引きが拡大。
- 電池級炭酸リチウムRmb135.5k/ton前週比-5.6%;LFPおよびNCM角形セル価格は前週比横ばい。
影響と示唆
レポートは、総週次注文の減少が前回の発売主導の上振れ後に生じたものであり、一律のブランド別注文モメンタム悪化を意味しないと示している。NEV浸透率の上昇は、販売店値引きの拡大および炭酸リチウム価格の低下と並行しており、これらは競争・コスト環境に関連する指標である。
注目点
- Li Autoによる9月の新型i6の予約販売開始。
- 10月1日および11月1日のNEV OEM月次販売台数発表。
- 10月10-11日にCPCAが発表する、業界およびモデル別の乗用車・NEV卸売・小売データ。
- BYDによる10月のDenza D9L発表。
- XPengによる10月のMona L05発表。